【第56回技能五輪全国大会】金メダルは、きんでんの志水優太さんに 第45回国際大会inロシア出場権も獲得 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【第56回技能五輪全国大会】金メダルは、きんでんの志水優太さんに 第45回国際大会inロシア出場権も獲得

 昨年の第55回技能五輪全国大会に続き、11月の第56回全国大会でも金メダル(情報ネットワーク施工職種)を獲得。来年8月にロシア・カザンで開催される第45回国際大会への出場権も手にした。「周囲の期待と応援を感じていたが、結果で応えることができてうれしい」と感想を述べる。
 55回大会では「当日の課題変更への対応などで満足できない部分もあった」というが、「その対応力を意識して鍛え、自信を持って今大会に臨むことができた」という。
 また、「ミスをした時に『取り返さないと』と焦ってしまう」課題もあったが、いまでは「少し間をおいて呼吸を整えるなど、切り替えられるようになった」と自身の成長を感じている。
 毎日、朝から晩までの訓練をみっちりこなし、その真面目な練習ぶりは指導員からも高く評価されている。「体力的にきついと思うことはある」ものの、「自分がやりたいと思って挑戦させてもらっていること」と常に前向きだ。
 全国大会には同社から13人が出場したが、国際大会に出場するのは優勝した志水選手だけ。「これまでやってきたことを出し切れれば金メダルを取れると思う。一緒に訓練してきた仲間に最高の報告をしたい」と意気込む。
 同時に「『チームきんでん』としての会社の後押しと指導員の教えがなければここまでこれなかった」と感謝の思いも強い。その指導員には国際大会で金メダルを取った宇都宮晋平さんと島瀬竜次さんがついている。「その偉大な先輩に続く」ことが最高の恩返しとなる。
 2015年3月兵庫県立姫路工業高卒。1996年生まれ、22歳。

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