皇太子殿下がライフワークとして取り組まれてきた水をめぐる講演をまとめた『水運史から世界の水へ』が、4日に発売される。本の帯に「水の恵み」「水と地球」「水と私たち」とあり、中世・瀬戸内海の水運史や、17－18世紀の英国・テムズ川の水上交通史の研究を経て、また、各地の水利用の現場に自ら足を運ばれ、世界の水問題に関心を広げていかれた殿下のまなざしの記録だ。1987年の初講演から、昨年ブラジルで行われた世界水フォーラムでの基調講演まで全9編が収められている。
　発行はNHK出版。価格は1600円＋税。

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