全国建設労働組合総連合東京都連合会は21日、東京都府中市の都立多摩職業能力開発センター府中校で第33回青年技能競技大会を開いた。同連合会を代表する若き大工・建具職人が磨き上げてきた技能をいかんなく発揮。金賞(東京都知事賞)には柴田輝実氏(東京土建)が輝いた。
　開会式では、菅原良和執行委員長、月居利久副執行委員長、渡辺義久技術対策部長があいさつし、参加者に対しエールを送った。担当者による競技説明の後、真剣勝負が幕を開けた。
　課題は「四方転び踏み台」で、競技時間は6時間。参加者18人(うち5人が初出場)は現寸図の製作、部材の木削り、墨付け、加工仕上げ、組み立てまでを実施。審査員が現寸図と作品の出来栄えを総合的に評価した上で、入賞者を選定した。
　上位4人は、9月21日から金沢市の石川県産業展示館で開かれる「全建総連第35回全国青年技能競技大会」に出場する。
　受賞者は次のとおり(敬称略)。
　▽金賞(1位・東京都知事賞)=柴田輝実(東京土建)▽銀賞(2位・東京都産業労働局長賞)=高田慎太朗(同)▽銅賞(3位・都職業能力開発協会長賞)=赤井立矢(同)▽入賞(4位)=横山剛士(同)▽入賞(5位)=小林貴志(同)▽入賞(6位)=菅原将太(建設ユニオン)▽奨励賞=関根祥智(東京土建)

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