【日建連と土木学会】市民現場見学会と研修会を共同開催 下水道とダムの2現場に学生ら60人が参加 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【日建連と土木学会】市民現場見学会と研修会を共同開催 下水道とダムの2現場に学生ら60人が参加

 日本建設業連合会北陸支部の市民現場見学会と土木学会関東支部新潟会の研修会が17日、新潟県内の建設現場を対象に共同開催された。現場は新潟市内でシールド工法で施工中の坂井輪雨水1号幹線下水道工事と柏崎市内で進む県営鵜川ダム本体建設工事の2現場。ゼネコンや建設コンサルタントの社員のほか、新潟大学、長岡技術科学大学、長岡工業高等専門学校の学生ら約60人が参加した。
 このうち下水道工事の現場では、施工する西松建設・植木組・池井組・田村建設JVの齊藤一男副所長らの案内で発進立坑から内径2600mm、長さ2036mの管の内部に入り、施工状況を見学。掘削は約50mを残すばかりで、10月上旬には到達予定という。
 現地は新潟大のすぐ近くで、住宅や生活道路の地下深く昼夜兼行で進められてきたビッグプロジェクトの存在を今回初めて知ったという新潟大生も。過去の豪雨時における内水被害の映像を見て雨水管の整備効果の説明にうなずきながらも、住民生活への影響を大幅に軽減している都市土木の高度な技術水準に驚いている様子だった。見学後の質疑では施工技術のほか、週休2日を見据えた現場閉所の取り組み状況についての質問も出た。

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