【マンションリノベ】売り主目線では思いつかないアイデア! 武庫川女子大とコラボの住戸公開 | 建設通信新聞Digital

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【マンションリノベ】売り主目線では思いつかないアイデア! 武庫川女子大とコラボの住戸公開

 大京穴吹不動産は20日、武庫川女子大の学生とのコラボレーションでリノベーションしたモデル住戸を公開した=写真。家事をしながら親子でコミュニケーションがとりやすいよう、キッチン前の通路にワークスペースを設けるといった学生らしいユニークなアイデアが盛り込まれている。
 同社がリノベーションを手掛け、現在販売中のマンション「グランディーノ西宮 悠学の邸」(兵庫県西宮市小松北1-4-9)の一室を使い、同大生活環境学部生活研究科環境学科三好庸隆研究室の学生がプランを作成した。2016年8月にグループワークを開始。近隣住民も交えたディスカッションで主婦のニーズを吸い上げ、3月末に住戸が完成した。
 間取りは2LDK(専有面積80.83㎡)で、玄関ホールは戸建て住戸を意識して約8畳のスペースを確保。家庭訪問などの来客やアウトドアグッズの収納など多目的に利用できる。キッチン前の通路にワークスペースを設け、家事をしながら親子でコミュニケーションをとれるようにした。ウォークインクローゼットの全採用や大きめの洗面ボウルなど主婦の声を反映した工夫をしている。
 大京穴吹不動産が大学と連携してリノベーションを実施したのは今回が初めて。同社リノベーション事業部リノベーション営業課の山本俊介担当課長は「売り主目線だけでは思いつかない、近隣住民や女性のニーズに沿った住戸ができた」と話す。学生の指導に当たった三好教授も「プランニングに携わることで学生が大学で学んできたことに輪郭ができたと思う。記憶に残る研究になった」と振り返る。
 今後は5月初旬に同住戸を一般公開する。
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