【横田研究員がRochaメダル受賞】日本人で3人目 鹿島技研シンガポール | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【横田研究員がRochaメダル受賞】日本人で3人目 鹿島技研シンガポール

受賞した横田氏

 鹿島技術研究所シンガポールオフィス(KaTRIS)に所属する横田泰宏主任研究員(2016-19年シンガポールナンヤン工科大学留学)が、国際岩の力学会から21年のRocha(ロシャ)メダルの受賞者に選ばれた。日本人で3人目、シンガポールの大学からは初選出となった。9月にイタリアのトリノで開かれる国際会議「EUROCK2021」でメダルが授与される。

 受賞論文は、室内試験と高度な数値解析技術を駆使してロックボルトの詳細な数値モデリングを構築する内容で、新しいロックボルトの開発に寄与するとみられる。横田主任研究員は、16年から社内の留学制度を活用してナンヤン工科大で地下空間構築技術の研究に従事し、鹿島技術研究所と同大学の共同研究に発展した。近年の海外土木事業部門やKaTRISの国際学会での積極的活動が、世界的な受賞につながった。

 Rochaメダルは、岩盤力学分野で卓越した博士論文に対し、国際岩の力学会から毎年1人の研究者に授与される国際的に権威の高い賞となっている。


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