【実質100%再エネ電力利用】関西初でJR総持寺にマンション 大京など | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【実質100%再エネ電力利用】関西初でJR総持寺にマンション 大京など

モデルルームを開設


 大京と関電不動産開発が大阪府茨木市で建設中の分譲マンション「ライオンズ茨木総持寺ステーショングラン」のマンションギャラリーが9日にオープンした。ニューノーマル時代に対応した暮らし方を提案。関西初となる実質100%再生可能エネルギー利用で電力を賄うほか、「ZEH-M(Oriented)」(ゼッチ・マンション)など複数の外部性能評価取得している。設計施工は長谷工コーポレーションが担当している。

 規模はRC造14階建て延べ2万1947㎡で総戸数は279戸。1階のエントランス・ラウンジ空間はニューノーマル時代に対応し、IAQ(インドアエアクオリティー)機器を導入、テレワーク用の個室を完備したコワーキングスペースや、非接触で操作できるエレベーターなども設置。コンシェルジュでは、荷物の発送やゲストルームの発送など入居者のサービスを充実させる。

 脱炭素社会に向けては、関西電力のグループ会社、ネクストパワーから非化石証書を持つ高圧の電力を一括受電し、実質100%再生可能エネルギーを実現する。災害時対応では、太陽光発電設備と蓄電池を組み合わせた大京の防災システム「SONA-L SYSTEM」(ソナエルシステム)を採用、災害時でも1週間以上、ライフライン(エレベーター、生活用水、WiFi環境)を確保する。

 建物性能では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のほか建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で全棟・全住戸が最上級の5つ星、大阪府の建築物環境配慮制度で総合評価星5をそれぞれ取得している。
 建設地は茨木市庄1-347-1。JR京都線のJR総持寺駅前に立地している。


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