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【こどもトンネル探偵団が現場で謎解き挑戦】福島県県北建設事務所が企画、施工=寿・小野JVら

 福島県土木部県北建設事務所は12日、ふくしま復興再生道路として整備を進めている川俣町内の国道114号山木屋地区のトンネル工事で、ユニークな現場見学会を開いた。見学に訪れた子どもたちが事件に巻き込まれたという想定のもと、工事内容や作業員・重機の役割などの建設産業や地域への理解を深めながら、謎解きに挑戦した。

 この日、町立富田小学校の3年生15人が訪れたのは、泡吹地トンネル(施工=寿建設)と関場トンネル(同=寿建設・小野工業所JVの2カ所。見学会の途中、発破に使うダイナマイトが盗まれる事件が発生。犯人を捜すために児童たちが「こどもトンネル探偵団」を結成し、人気探偵アニメのキャラクターに扮した県職員や作業員とともに監視員やプラントマン、坑内員、火薬係、機械工など現場で活躍するさまざまな職種の人たちから仕事内容などを聞き取り調査した。犯人像を絞り込み、見事にダイナマイトを取り戻してみせた。

 参加した小学生は「トンネルのつくり方を初めて知ることができた」「町のために大変な作業をやってくれてありがとう」などと感想を述べた。
 見学会を企画した同事務所企画管理部の中濱早苗企画調査課長は「建設現場のさまざまな職種を楽しく伝えるために寸劇を取り入れた。地域をつくり守る建設業を学び、その使命を感じて将来は現場で働きたいと思ってほしい」と期待を寄せた。

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