【桜川市の複合施設建設 設計と施工を分離】国の事業債期間延長受け | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【桜川市の複合施設建設 設計と施工を分離】国の事業債期間延長受け

 茨城県桜川市は、(仮称)桜川市複合施設建設事業の実施設計と施工の発注手法を従来(分離)方式に変更した。総務省の公共施設等適正管理推進事業債を財源に活用するため2021年度中に工事契約を締結する必要があったが、国が22年度の工事契約でも認める通知を出したことから、早期に契約する必要がなくなった。このため21年度に基本設計を終え、22年度は実施設計を基本設計者に委託する予定だ。22年度下期に建設工事を発注し、24年3月ごろの完成、同年6月の開館を目指す。

佐藤総合計画JVの提案イメージ


 当初は1月上旬から施工者を公募し、選定した施工者と基本設計者で結成するJVと2月下旬に実施設計・施工を一括で契約する予定だった。これによりスケジュールがタイトな中でも施工者の技術を実施設計に反映し、効率的に作業を進める考えだった。
 複合施設は公民館、図書館、市役所支所の機能を持つ。規模は延べ3500㎡程度。基本設計の公募型プロポーザルで選定した佐藤総合計画・AkH建築設計室JVは、L型平面3階建ての建物を始め「桜川ひろば」「お花見ストリート」を提案していた。建設地は東桜川1-21-1。

 また、13日には解体工事800点以上の県内業者を対象に岩瀬中央公民館解体工事の一般競争入札を公告した。28日まで申請書を受け付け、2月14日に開札する。概要は公民館(RC造3階建て延べ2633㎡)の解体、7990㎡の整地、杭頭撤去後の位置・高さの測定資料提出など。予定価格は1億2706万円(税別)。工期は22年9月30日まで。



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