【豊橋キャンパス新施設】図書館など設置 愛知大 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【豊橋キャンパス新施設】図書館など設置 愛知大

新施設のイメージ


 愛知大は、愛知県豊橋市の豊橋キャンパス内に延べ約1万2000㎡の新施設を整備する。2023年4月中旬から建設地にある3号館の解体に着手し、同年夏ごろの新築着工、25年3月の竣工を目指す。既設の解体・新施設と渡り廊下の施工者は現在選定中で、設計は日建設計が担当している。

 新施設は4階建てで、1階に飲食可能な200席のコミュニケーションラウンジや500人収容の大教室を整備する。中教室3部屋、ギャラリースペース、オールジェンダートイレを含む最新の大型トイレなども設ける。2階には情報メディア教室やPCなどを自由に利用できるスペース、国際・語学教育に関するスペースを配置する。共有ルーム、コモンスペース、個室ブースなどアクティブに学べる多様な空間を創出し、広場に面したテラスも設ける。

 3・4階は図書館エリアで、3階は集中して学べる場、4階は多様でユニークな学びの場を提供する。1・2階は25年秋に先行オープンとし、3・4階の図書館エリアを含む全面供用は同学の創立80周年に当たる26年春を目指している。

 「学生が互いに刺激し合え、多様性を共感できる心地よいキャンパス」を整備コンセプトの中心に据え、▽緑あふれる木のぬくもりのあるキャンパス▽アクティブな学び、交流の場を持つキャンパス▽広域に立地する建物間をつなぎ、一体感を持つキャンパス–の3項目を念頭に、新棟建設と既存建物を改修する。

 同キャンパスは旧陸軍第15師団の跡地にあり、構内には師団指令部庁舎(1908年竣工)が大学記念館として現存している。事業化に当たっては、こうした歴史と伝統に向き合い、「未来につなぐサスティナブルキャンパス」の実現を目指す。



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