【川崎市の新庁舎】スカイデッキから市内一望 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【川崎市の新庁舎】スカイデッキから市内一望

半屋外のスカイデッキ


 川崎市は7日、6月に完成した新市役所本庁舎を報道陣に公開した。25階建ての高層棟と旧本庁舎を復元した復元棟で構成し、2棟を半屋外のアトリウムでつないだ。高層棟の最上階には、市内外を一望できる半屋外のスカイデッキを設けた。天気が良ければ富士山やスカイツリーまで望める。設計は久米設計が担当。タワー棟は大成建設、復元棟は小川組(川崎市)が施工した。11月ごろに供用を開始する。

 規模は高層棟がS・SRC・RC造地下2階地上25階建て(+免震層)延べ6万2356㎡、復元棟がS造地下2階地上3階建て延べ1987㎡。


 各棟には、旧本庁舎の部材を随所に使い、新本庁舎に歴史を引き継いだ。施設の内外装には、川崎市の「川」の字を模したデザインを各所にあしらい、探して楽しめる仕掛けも取り入れた。

 高層棟の執務室は、地震時の落下対策としてボードを使わない打ち放し仕上げとし、床吹き出し空調にした。

 建設地は川崎区宮本町1。隣接する第2庁舎は機能移転後に解体し、新本庁舎と一続きの広場を整備する。

 

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