【ドラゴンボート】世界選手権に出場した東鉄工業の奥津ノンナパットさん | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

公式ブログ

【ドラゴンボート】世界選手権に出場した東鉄工業の奥津ノンナパットさん

【競技も業務もチームでゴール】
 

 世界で目覚ましい勢いで普及しているドラゴンボート競技。8月にタイで開催された世界選手権に、こぎ手の代表選手の一人として出場した。残念ながら結果は残せなかったが、「タイに住む母方の祖母、叔母、いとこに、一度は本気でこいでいる姿を見せたかった」との希望はかなった。
 「人生で一番悔しかった大会」と振り返りつつも、「ドラゴンボートはやっぱり楽しい、もっと強く、速く、きれいにこぎたい、と思わせてくれた大会だった」と笑顔を見せる。
 高校時代はカヌー部に所属。練習していた湖で、ドラゴンボートチームINO-Gが同じ艇庫を使用していた縁から、カヌー部を引退後にチームに参加した。忙しい中でもジムに通うなどしてトレーニングは欠かさない。
 今年からチームの女性2人とともにキャプテンを務めている。チームのメンバーの職種がそれぞれ異なることから「コミュニケーション能力を養うことができ、現場の職人さんとのコミュニケーションに役立っている」と語る。
 東鉄工業は、世界選手権への出場に当たり、特別休暇を与えたほか、所長も快く送り出し、全面的にバックアップした。
 次の世界選手権は2025年にドイツで開かれる。ドラゴンボート、現場業務、それぞれゴールは金メダル、竣工と異なるが、「ともに一つのチームとして、一緒になって頑張っていく姿勢は同じであり、それぞれのゴールに向かっていきたい」と力を込める。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら