【福岡市の天神BC2期起工】26年6月に完成/施工は前田JV/福岡地所ら | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【福岡市の天神BC2期起工】26年6月に完成/施工は前田JV/福岡地所ら

完成イメージ


 天神一丁目761プロジェクト合同会社(福岡地所、九州電力、九電工で構成する特定目的会社)と福岡地所が計画している「(仮称)天神ビジネスセンター2期計画」の起工式が6日、建設地の福岡市中央区天神1で開かれた。設計は前田建設工業・俊設計JV、デザインはOMAの重松象平氏。施工は前田建設工業・旭工務店JVが担当する。9日に着工し、2026年6月ごろの完成を目指す。

杭打ちの儀の前田社長


 神事では、刈初(かりぞ)めの儀を、高島宗一郎福岡市長、福岡地所の榎本一郎社長、九州電力の橋本上代表取締役副社長執行役員、九電工の石橋和幸社長、鍬(くわ)入れの儀を、前田建設工業の脇屋仁取締役専務執行役員建築事業本部長と俊設計の吉田俊文代表が行った。杭打ちの儀では、前田建設工業の前田操治社長が宮元豊統括作業所長を介添えに杭を打ち込み、工事期間中の安全と無事竣工を祈願した。

 計画によると、市庁舎北別館と隣接するメディアモール天神(MMT)の跡地を一体開発し、高さ約88mのオフィスビルを建設する。施設規模は、市の容積率緩和制度「天神ビッグバンボーナス」の認定を受け、S・RC造地下2階地上18階建て塔屋2層延べ約6万2932㎡。交流の場として計画している地下2階から地上5階まで7層におよぶ吹き抜け空間などが特徴だ。
 
 
 
 
 
 
 
 式の後、あいさつした高島市長は「わくわくする未来を象徴する素晴らしいビルが完成することを心待ちにしている」、榎本社長は「テナントの働く皆さん一人ひとりを顧客と捉え、皆さんの夢を実現する空間を作りたい」と述べ、前田社長は「施工的には非常にチャレンジング。設計、施工者の総力を挙げて満足してもらえる建物を造りたい」と意気込みを語った。

榎本社長(右から2番目)と、高島市長(同3番目)ら関係者

宮元豊統括作業所長


 宮元豊統括作業所長の話 「職長主体の現場運営を進め無事故・無災害を達成したい」

 

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