三菱電機ビルソリューションズのインドネシア子会社「MJEE社」は、インドネシア政府が進めている新首都移転プロジェクト(第1フェーズ)でエレベーター33台、エスカレーター22台の計55台を受注した。納入施設には、新首都予定地のヌサンタラに建設される大統領宮殿・大統領府などの重要施設も含まれている。
エレベーター・エスカレーターのほか、昇降機監視システムやタッチレスボタンも導入する予定だ。製作は、タイの子会社「AMEC社」とMJEE社が担当する。首都移転の第1フェーズでは、一部政府機能を年内に移転する方針。
同社は、国産品優先政策に基づき、定格積載量1275-1600㎞、分速105m以下の機械室レス・エレベーターの分野で、国産化率40%以上を達成した認証を取得した。これにより政府や国営・公営企業などの公共事業体の調達に参加できるようになったことから、他機種でも国産化率40%以上への引き上げを目指す。