水戸市にある旧川崎銀行水戸支店が、美術館とカフェで構成する複合施設「テツ・アートプラザ」として生まれ変わる。運営主体は哲文化創造一般財団法人(福田三千男理事長)で、2025年秋の開館を予定している。同財団は11日、水戸市内で記者会見を開いた。
会見で福田理事長は、「人が集まる場を作りたいとの思いで、ゼロから構想を練りあげた。水戸のまちがにぎわう施設として貢献したい」と話した。
テツ・アートプラザの規模はRC造3階建て延べ2488㎡。美術館「クヴェレミュージアムMITO」内に、コミュニティスペース「クヴェレホール」を設ける。設置者は福田氏で、設計は大宇根建築設計事務所(東京都町田市)が担当した。田村工務店(水戸市)が施工している。
水戸市民会館から250mほど西の国道50号沿いにある旧川崎銀行水戸支店(1909年完成)の建物を改修するとともに、その北側に増築する計画となっている。改修後の銀行に美術館、増築部分にカフェを設置する。建築面積は1468㎡。
建設地は旧川崎銀行水戸支店を含めた水戸市泉町3-1ほかの敷地2405㎡。