栃木県は、県体育館跡地に整備する「文化と知の創造拠点」にPFI手法を導入する予定だ。県立の美術館、図書館、文書館を一体的に再編整備する計画で、延べ床面積は約3万-約3万6000㎡を見込む。2025年度にPFIアドバイザリー業務を委託する。25年度予算案には委託費を含む整備推進事業費として9113万円を計上した。
24年度のPFI導入可能性調査結果を踏まえて、「効果が高いと見込まれるPFIを前提に進める」(福田富一知事)方針を決めた。1月に策定した整備構想では、事業手法は従来型(直営)、指定管理、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)、コンセッション方式を比較検討するとしていた。
整備構想によると、一体整備する施設のうち、美術館は延べ約1万2500-1万5000㎡、図書館は延べ約1万5000-約1万8000㎡、文書館は約2500-3000㎡の規模を想定する。耐震性能や耐火性能、災害に対する安全性能を確保し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化も目指す。建設地は、宇都宮市中戸祭1丁目の県体育館跡地(敷地面積3万3630㎡)。施設整備に当たっては、計画・設計に3-5年、工事に3-4年、開館準備に6カ月-1年を見込む。
1972年竣工の県立美術館の規模は、RC造地下1階地上5階建て延べ6195㎡。71年竣工の県立図書館の規模はRC造4階建て延べ5320㎡。86年竣工の県庁南館内にある県立文書館は延べ1952㎡。いずれも老朽化やバリアフリー対応などが課題となっていた。
24年度のPFI導入可能性調査結果を踏まえて、「効果が高いと見込まれるPFIを前提に進める」(福田富一知事)方針を決めた。1月に策定した整備構想では、事業手法は従来型(直営)、指定管理、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)、コンセッション方式を比較検討するとしていた。
整備構想によると、一体整備する施設のうち、美術館は延べ約1万2500-1万5000㎡、図書館は延べ約1万5000-約1万8000㎡、文書館は約2500-3000㎡の規模を想定する。耐震性能や耐火性能、災害に対する安全性能を確保し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化も目指す。建設地は、宇都宮市中戸祭1丁目の県体育館跡地(敷地面積3万3630㎡)。施設整備に当たっては、計画・設計に3-5年、工事に3-4年、開館準備に6カ月-1年を見込む。
1972年竣工の県立美術館の規模は、RC造地下1階地上5階建て延べ6195㎡。71年竣工の県立図書館の規模はRC造4階建て延べ5320㎡。86年竣工の県庁南館内にある県立文書館は延べ1952㎡。いずれも老朽化やバリアフリー対応などが課題となっていた。