東予港に30ha産業用地/地盤改良、DBで2月下旬公告/愛媛県 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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東予港に30ha産業用地/地盤改良、DBで2月下旬公告/愛媛県

 愛媛県は、東予港西条地区(西条市ひうち)に約30haの大規模産業用地を整備する。半導体など先端成長産業の大型投資を呼び込む。2025年度予算案に新規事業として関連費29億1277万円を盛り込んだ。このうち地盤改良整備に28億6254万円を充てるとともに、26年度の債務負担行為として42億5628万円を設定した。DB(設計施工一括)方式を採用し、2月下旬に一般競争入札で公告する。参加形態はJVを想定している。
 地盤改良は、産業用地として必要な軟弱地盤対策となる。25年度に実施設計をまとめ、同年度に着工、26年度の完了を目指す。同地は現在、埋立作業を進めている。関連して、5000t級の船が着岸できる岸壁を整備する。予備設計の委託費など202万円を計上した。25年度上期に公告する。26年度以降に実施設計と工事に入る。
 このほか、インフラ整備に1819万円を充てる。工業用水の配水管路を整備するための実施設計と試掘調査を委託する。分譲先の事業者は26年度に公募する予定だ。