マイクログリッド構築/NTTアノードを選定/石狩市 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

北海道・東北

マイクログリッド構築/NTTアノードを選定/石狩市

 石狩市は、公募型プロポーザルを実施した「脱炭素先行地域石狩市中心核マイクログリッド構築事業」の優先交渉権者にNTTアノードエナジーを選んだ。3月に基本協定を交わす。
 事業は、市役所、総合保健福祉センター「りんくる」、こども未来館あいぽーと、学校給食センター、市民図書館の市内五つの公共施設を対象に、太陽光発電設備や蓄電池を敷設し、PPA(電力購入契約)方式により電力を供給する。
 このうち、こども未来館あいぽーと、学校給食センター、市民図書館の三つの施設間には、DB(設計施工一括)方式によりマイクログリッドを構築し、太陽光発電設備や蓄電池からの電力をマイクログリッド内で特定供給する。
 残る市役所、総合保健福祉センターの2施設は、それぞれの施設が単独で自家消費を行う。
 事業期間は、6月中旬の契約締結日からDB事業が27年3月末まで、PPA事業が47年3月末まで。
 事業者の業務範囲は、DB事業が自営線敷設、一括受電施設設置、EMS(エネルギーマネジメントシステム)の事前調査、実施設計、建設。
 PPA事業は太陽光パネル、蓄電池、パワーコンディショナーの設置・運転・維持管理。
 設計と建設の上限価格(税込み、以下同)は1億7716万8000円。電気料金単価は1kW時当たり24円とする。