25年度に基本設計公告/33年度の完成目指す/和歌山市ごみ処理施設「青岸エネルギーセンター」 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関西

25年度に基本設計公告/33年度の完成目指す/和歌山市ごみ処理施設「青岸エネルギーセンター」

 和歌山市は、更新を計画しているごみ処理施設「青岸エネルギーセンター」について、2025年度に基本設計と生活環境影響調査に着手する。予算成立後、同年度早期に業務の一般競争入札を公告する見込み。予算案には業務委託費用として4539万円を計上している。
 「和歌山市ごみ処理施設整備基本計画(案)」によると、新ごみ処理施設の施設規模は、日量328t。処理方式はストーカ式焼却方式に加え、循環型社会形成推進交付金を活用したメタン発酵施設も併設する。事業方式はDBO(設計・建設・運営)方式を想定している。建設候補地は、県有地の西防波堤埋立地(和歌山市湊の敷地4.5ha)。
 事業費は、施設整備費が611億5230万円(税込み、以下同)で、うちプラント工事が264億0330万円、土木建築工事が195億1620万円、造成工事が66億5500万円。運営管理費は329億0320万円。事業スケジュールは、基本設計が25年度から27年度途中まで、建設工事が27年度から32年度末まで実施する。
 市内では、青岸エネルギーセンターと中継施設の青岸クリーンセンター、資源分別施設の青岸ストックヤードを運用している。このうち、青岸エネルギーセンターは、稼働後38年が経過し、老朽化が進んでいる。このため、青岸クリーンセンターと統合した新施設の整備を計画している。