2019年東日本台風で甚大な浸水被害を受けた巴波川(うずまがわ)の河川激甚災害対策特別緊急事業として、栃木県が進めている地下捷水路本体建設工事が加速する。3月24日、栃木市河合町地先の県立学悠館高校東側でシールドマシン発進式が行われた。事業主体である栃木県の福田富一知事や施工を担当する奥村組・岩田地崎建設JVなど工事関係者、大川秀子栃木市長、永野川・巴波川改良復旧工事安全協議会の斎藤和実会長のほか、地元選出の国会議員や県議会議員、国土交通省などから多くの来賓が式に参加した。
冒頭、福田知事は「本体建設工事が完了したあかつきには、流域治水の施設として機能し、地域住民の安全安心の確保に資するものだと考えている。トンネル掘削の着手に当たって工事が事故なく完了することを願っている」とあいさつした。
施工JVを代表して奥村組の奥村太加典社長は「地盤が固く地下水も多いため、掘り進めるには最新の計画管理が必要で決して容易な工事ではない。これまで培ってきた経験と技術を結集し、無事故無災害で必ず期待に添える地下捷水路を完成させる所存だ」と力を込めた。
発進セレモニーには、県が募集した巴波川のポスターに応募した地元小学生も参加し、県知事ら13人が発進ボタンを押した。
地下捷水路本体建設工事は2023年3月19日から着手し、26年12月24日までを工期としている。深さ約10m、長さ約2.4㎞の地下トンネルを泥土圧シールド機で掘進する。これまでにシールド設備工が完了し、4月中旬から掘進工事を本格的に進める予定だ。
施工場所は栃木市大町地先~沼和田町地先。
奥村・岩田地崎JVの永井哲敏巴波川シールド工事所長の話 「市民の生活財産だけでなく、市にゆかりのある観光資源を守るという意義のある事業だ。安全安心の確保を徹底してトンネルの掘進に努めたい」
冒頭、福田知事は「本体建設工事が完了したあかつきには、流域治水の施設として機能し、地域住民の安全安心の確保に資するものだと考えている。トンネル掘削の着手に当たって工事が事故なく完了することを願っている」とあいさつした。
施工JVを代表して奥村組の奥村太加典社長は「地盤が固く地下水も多いため、掘り進めるには最新の計画管理が必要で決して容易な工事ではない。これまで培ってきた経験と技術を結集し、無事故無災害で必ず期待に添える地下捷水路を完成させる所存だ」と力を込めた。
発進セレモニーには、県が募集した巴波川のポスターに応募した地元小学生も参加し、県知事ら13人が発進ボタンを押した。
地下捷水路本体建設工事は2023年3月19日から着手し、26年12月24日までを工期としている。深さ約10m、長さ約2.4㎞の地下トンネルを泥土圧シールド機で掘進する。これまでにシールド設備工が完了し、4月中旬から掘進工事を本格的に進める予定だ。
施工場所は栃木市大町地先~沼和田町地先。
奥村・岩田地崎JVの永井哲敏巴波川シールド工事所長の話 「市民の生活財産だけでなく、市にゆかりのある観光資源を守るという意義のある事業だ。安全安心の確保を徹底してトンネルの掘進に努めたい」