近畿整備局/8月19日まで参加受付/西伸部主塔基礎工事2件 | 建設通信新聞Digital

6月27日 金曜日

関西

近畿整備局/8月19日まで参加受付/西伸部主塔基礎工事2件

 近畿地方整備局は26日、WTO対象となる「神戸港臨港道路大阪湾岸道路西伸部主塔(2P)基礎工事」と「同(3P)基礎工事」の一般競争入札を公告した。共に一括審査方式の試行工事となり、参加申請は8月19日まで電子入札システムで受け付け、11月27日に開札する。
 2件の参加資格は単体か2、3社JV。単体とJVの代表者は「港湾土木工事」の客観点数が1150点以上。2010年度以降に鋼管矢板井筒基礎の鋼管矢板(直径750mm、長さ35m以上)を作業船により打ち込んだ工事と1件当たり7400m3の場所打ちコンクリートを作業船により打設した工事の実績も求める。
 2件の工事では、大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)のうち、新港・灘浜航路部に架かる2Pと3P主塔部の構造物撤去工、基礎工、計測管理工、附帯工、仮設工を実施する。発注見通しによると、工事発注規模は2件とも50億円以上。工期は、2P基礎工事が30年3月15日まで、3P基礎工事が29年11月22日まで。工事場所は神戸市灘区摩耶埠頭。
 斜張橋の基本構造は、橋長が2739m、最大支間長が653m、主塔高さが213m、鋼重10万tの7径間連続4主塔鋼斜張橋。今回の工事では、4本ある主塔のうち、中央の2本の主塔部基礎工事を実施する。
 斜張橋本体の設計と施工は東西の2工区に分け、阪神高速道路会社が発注しており、東工区はIHIインフラシステム・川田工業・カナデビア・高田機工・瀧上工業・駒井ハルテック・日本車両製造・UBEマシナリーJV、西工区は横河ブリッジ・エム・エムブリッジ・JFEエンジニアリング・宮地エンジニアリング・日本ファブテック・三井住友建設鉄構エンジニアリング・横河NSエンジニアリングJVが担当している。