海上保安庁/8月22日まで参加申請/教育訓練施設整備BTO | 建設通信新聞Digital

7月11日 金曜日

関西

海上保安庁/8月22日まで参加申請/教育訓練施設整備BTO

 海上保安庁は10日、WTO対象となる「海上保安学校教育訓練施設整備事業」の一般競争入札を公告した。BTO(建設・譲渡・運営)方式のPFI事業となる。参加申請は8月22日まで受け付け、2026年1月13日に開札する。
 参加資格はグループ。設計と工事監理を担当する企業は「建設コンサルタント」のA等級、施工を担当する企業は「建築工事業」「電気工事業」「管工事業」のA等級、維持管理を担当する企業は「建物管理等各種保守管理」のAかB等級など。
 事業では、2期に分けて事前調査や設計、施工、工事監理などの施設整備と一部既存施設の解体、維持管理を実施する。対象施設は、1期が延べ1万1450㎡の教舎兼複合訓練棟と延べ8000㎡の学生寮、2期が延べ5680㎡の学生寮と延べ2143㎡の実習棟。可能な限り低層の提案を求めている。収容人数は教職員が140人、学生が792人。
 事業期間は49年3月末まで。このうち施設整備期間は、1期が29年12月まで、2期の学生寮が29年7月から32年9月まで、実習棟が29年4月から31年9月まで。建設地は京都府舞鶴市字長浜2001の敷地10万2956㎡。
 海上保安体制の強化を狙い、人材育成や定員増大、教育訓練施設の拡充を目的に事業を実施する。アドバイザリー業務はエイト日本技術開発が担当している。