會澤高圧コンクリートとマサチューセッツ工科大学(MIT)は、蓄電コンクリートの開発を進めている。「コンクリートを蓄電池に変える“蓄電コンクリート”を活用した分散型充放電インフラの開発と実証」として、東京都が推進する「GX関連産業創出へ向けた早期社会実装化支援事業」に採択された。標準蓄電モジュール、蓄電コンクリートを内蔵したベンチ、モニュメントといった屋外型インフラ、戸建て住宅向け蓄電ユニットの開発を軸に、東京都でのGX(グリーントランスフォーメーション)モデルの実現に向けた実証的な取り組みを進める。
蓄電コンクリートは、コンクリートに導電性を付与して蓄電機能を持たせ、建築物や都市インフラをエネルギー貯蔵装置とするもの。蓄電機能を都市構造体に組み込み、レジリエンス強化とGXに役立てる。採択に際し、東京都は2カ年の研究開発プログラムに総額2億円を支援する。
標準蓄電モジュールは、今後の用途開発のための中核技術で、蓄電コンクリートの基本構造である電極・セパレーター・電解液を一体化したもの。蓄電容量が1m3当たり300ワット時、100ボルト級の出力を持つ蓄電コンクリート1m3の標準ユニットを試作し、製造性・施工性・充放電性能などの観点から、実用性を評価。都市部のさまざまな空間に適応できる蓄電構造体の基本性能を確立する。
屋外型インフラについては、コンクリート3Dプリンターを活用した設計・施工方法を検証するほか、意匠性・施工性・耐久性を備えた商品の展開を目指す。インフラは公共性の高い空間に設置し、非常時には地域エネルギー供給拠点として機能させる。
同社は蓄電コンクリートの早期社会実装を目指し、蓄電コンクリート技術を使った商品の企画開発と普及体制の構築を担う「蓄電コンクリート工業会」を9月25日に設立する。研究開発の中核拠点「福島RDMセンター」で開く設立総会では、標準蓄電モジュールの初号機を披露予定だ。
蓄電コンクリートは、コンクリートに導電性を付与して蓄電機能を持たせ、建築物や都市インフラをエネルギー貯蔵装置とするもの。蓄電機能を都市構造体に組み込み、レジリエンス強化とGXに役立てる。採択に際し、東京都は2カ年の研究開発プログラムに総額2億円を支援する。
標準蓄電モジュールは、今後の用途開発のための中核技術で、蓄電コンクリートの基本構造である電極・セパレーター・電解液を一体化したもの。蓄電容量が1m3当たり300ワット時、100ボルト級の出力を持つ蓄電コンクリート1m3の標準ユニットを試作し、製造性・施工性・充放電性能などの観点から、実用性を評価。都市部のさまざまな空間に適応できる蓄電構造体の基本性能を確立する。
屋外型インフラについては、コンクリート3Dプリンターを活用した設計・施工方法を検証するほか、意匠性・施工性・耐久性を備えた商品の展開を目指す。インフラは公共性の高い空間に設置し、非常時には地域エネルギー供給拠点として機能させる。
同社は蓄電コンクリートの早期社会実装を目指し、蓄電コンクリート技術を使った商品の企画開発と普及体制の構築を担う「蓄電コンクリート工業会」を9月25日に設立する。研究開発の中核拠点「福島RDMセンター」で開く設立総会では、標準蓄電モジュールの初号機を披露予定だ。