JPFグループに優先交渉権/向日町競輪場再整備DBO/京都府 | 建設通信新聞Digital

10月8日 水曜日

行政

JPFグループに優先交渉権/向日町競輪場再整備DBO/京都府

 京都府は DBO(設計・建設・運営)方式を採用する「向日町競輪場再整備・運営事業」の公募型プロポーザル方式を実施した結果、JPFが代表を務めるグループを優先交渉権者に選定した。構成員はストラクト、東畑建築事務所、ナカノフドー建設。隣地で整備が計画されている京都アリーナ(仮称)との連携や地元住民への配慮などの提案が高い評価を受けた。
 プロポーザルにはチャリ・ロトが代表を務めるグループも参加した。
 業務では、競輪事業を取り巻く環境変化に対応し、来場者数見通しを踏まえた施設・機能の集約化、新しい観戦スタイルへの対応、競技環境改善、運営効率化を図るため、向日町競輪場の再整備と運営を行う。
 集約化による余剰スペースを活用し、京都アリーナ(仮称)と連携した複合施設として、地域の交流・にぎわいの拠点、府民のレジャーや憩いの場となることを目指す。
 業務内容は、事業管理、競輪場整備(設計、建設、工事監理)、競輪場維持・管理、競輪場運営など。
 整備施設の想定規模は、競走路(バンク)が周長333m、選手宿舎(120室)が延べ3000㎡、選手管理センターが延べ2500㎡、スタンド(屋外を含み600席程度)が延べ3000㎡。このほか、事業者の提案により、イベントスペースや休憩スペース、飲食売店、キッズルーム、授乳室・搾乳室の整備を見込む。整備費の京都府負担額は105億3000万円(税込み)を限度とする。
 事業期間は、2049年3月31日まで。工事完了は29年6月、オープンは同年7月を予定している。建設地は、向日市寺戸町西ノ段5ほか。