建替に向けて準備会発足/三宮センタープラザ再整備/神戸市 | 建設通信新聞Digital

8月26日 火曜日

関西

建替に向けて準備会発足/三宮センタープラザ再整備/神戸市

現在のセンタープラザ
 神戸市中央区のセンター街にある、センタープラザ、センタープラザ西館、さんプラザ3棟の建て替えに向けた検討が進められている。7月に区分所有者らで再開発協議会の設立を目指す準備会が発足した。
 センタープラザ(SRC造地下2階地上19階建て延べ5万5044㎡)は1975年、センタープラザ西館(SRC造地下2階地上9階建て延べ3万2942㎡)は77年、さんプラザ(SRC造地下2階地上6階建て搭屋2層延べ3万9468㎡)は70年に建設された。敷地面積は1万5850㎡。管理運営は市の外郭団体である神戸サンセンタープラザが担っている。
 3棟は建設から50年以上が経過し、センタープラザ西館とさんプラザは耐震性に問題が生じていた。そのため、区分所有者理事会では、「今後のビルのあり方検討会」を立ち上げ、建て替えや大規模修繕などを議論していた。
 こうした中、JR三ノ宮駅周辺では新駅ビルやバスターミナルの建設が進むなど整備が本格化したことから、3棟についても再開発の機運が高まった。これを受け、24年6月の各区分所有者集会で建て替えを前提とした検討を進めることとし、検討会の名称を「建て替え検討会」に変更。今年7月に再開発協議会の準備会を発足した。今後は市の支援を受けながら、専門家のアドバイスや勉強会などを通して、事業手法や協議会の構成などについて模索するとしている。