渋谷区の築50年以上マンション建替/26年から相次ぎ着工 | 建設通信新聞Digital

8月27日 水曜日

関東・甲信越

渋谷区の築50年以上マンション建替/26年から相次ぎ着工

26年から解体が始まる第7宮庭マンション
 東京都渋谷区で築後50年以上経過したマンションが、2026年から相次いで建て替えられる。第7宮庭マンション管理組合は総事業費87億5900万円、松濤ハイツ管理組合は74億7600万円、ハイマート渋谷神泉管理組合は62億6000万円を投じ、それぞれ延べ1万㎡前後に建て替える計画だ。 「(仮称)第7宮庭マンション建て替え計画」の想定規模は、RC一部S造地下2階地上27階建て延べ1万1341㎡。高さは約89m。共同住宅140戸などを設ける。
 設計は前田建設工業が担当しており、施工者は未定。解体を含む工期は26年5月から30年10月までを見込む。
 事業計画書によると、総事業費のうち、建築工事費は71億7200万円を見込む。
 計画地は、千駄ヶ谷3-13-2ほかの敷地1180㎡。既存建物(SRC造地下1階地上13階建て延べ5480㎡)は1969年9月に建築された。
 「(仮称)松濤ハイツ建替え計画」は、建て替え後の規模をRC造地下1階地上20階建て延べ9998㎡と見込む。高さは74m。共同住宅92戸などを備える。
 設計は安宅設計で、施工者は未定。26年7月の解体着手、30年5月の竣工を予定する。
 事業計画書によると、総事業費のうち建築工事費は66億5600万円を見込む。
 計画地は神泉町115-1の敷地1047㎡。既存建物(SRC造地下1階地上11階建て延べ5204㎡)は1972年10月に建築された。
 「ハイマート渋谷神泉マンション建替事業」の想定規模は、RC造地下1階地上21階建て延べ8439㎡。高さは67m。共同住宅84戸などを整備する。
 設計はスタイレックス・アーキテクトが担当しており、施工者は未定。解体工事は2026年12月から着手し、30年11月の竣工を目指す。
 事業計画書によると、総事業費のうち建築工事費は51億円を想定する。
 計画地は、神泉町29-1ほかの敷地861㎡。既存建物(SRC一部RC造10階建て延べ3678㎡)は1975年6月に建築された。