
通勤時や自宅での作業中にラジオを聴いている。テレビと違い「ながら聴き」ができ、取材のアイデア集めにもなる。昔から“ラジオっ子”だったわけではなく、本格的に聴き始めたのはスマホアプリ「radiko」の登場からだ◆場所と時間を選ばずに聴ける手軽さから、Z世代のradiko利用率が10年で2倍以上になったという。SNS(交流サイト)の普及でメディアが多様化する中、若者には古くて新しいのかもしれない◆最近、建設会社のラジオコマーシャルを耳にする。ある建設会社は人気お笑いコンビの番組スポンサーになったところ、リスナーから応募があって採用に至った◆建設業の最重要課題である担い手確保に企業広告が結び付いた好事例と言える。同じオールドメディアとされる新聞も負けていられない。