大本組グループを特定/福田呼松第1排水機場DB/倉敷市 | 建設通信新聞Digital

10月7日 火曜日

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大本組グループを特定/福田呼松第1排水機場DB/倉敷市

 岡山県倉敷市は9月30日、設計施工一括(DB)方式を導入する「福田呼松第1排水機場整備事業」の公募型プロポーザル審査結果を公表した。優先交渉権者には、大本組を代表企業とするグループ(構成員・佐藤管財工業、和田組、NTCコンサルタンツ)を特定した。11月上旬に仮契約、12月下旬に事業契約を結び、2026年1月から事業着手する。
 業務範囲は、調査(測量、土質調査など)、設計、工事監理、建設など。事業期間は29年3月31日まで。建設地は同市呼松1地内の敷地約1300㎡。
 福田呼松第1排水機場は、隣接する同第2・第3排水機場と併せて運用している。第1排水機場の現況の運転開始水位は他の機場より高く設定されており、運転の機会がほとんどなく、また、22年度に実施された機能診断調査・耐震性能照査結果からも施設の老朽化が激しく既設利用が困難な状況になっている。
 同事業では、第1排水機場を対象に建て替えを前提とした更新、整備を実施し、第2、第3排水機場と併せた安定した排水能力を確保する。対象施設は、排水ポンプ、除塵機、電気設備、吐出樋管、フラップ弁、吸水槽、導水路、管理用建物。