風波・遠隔操作は、じきに一般現場へも普及する–。新技術は生活を豊かにする一方で、新たな課題も生む… | 建設通信新聞Digital

12月1日 月曜日

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風波・遠隔操作は、じきに一般現場へも普及する–。新技術は生活を豊かにする一方で、新たな課題も生む…

風波
 遠隔操作は、じきに一般現場へも普及する--。新技術は生活を豊かにする一方で、新たな課題も生む。厚生労働省は、遠隔操作や自律運転を含む次世代型建設機械の現場活用を視野に、今後の安全対策を話し合う会議体を立ち上げた◆遠隔操作を巡っては、通信大手のIIJグループが、この分野への参画を表明した。海外の大型鉱山では既にダンプトラックが自律的に走行、器用に障害物を避けながら砕石を運搬する。建設業=労働集約型という枠組みは、いずれ過去のものになるだろう◆ただ、自動化や遠隔化は、新たなリスクもはらむ。例えば、悪意ある人物が通信をジャックしたら。重機の怪力は凶器に変わるかもしれない◆未来の建設現場の青写真を描くには、技術を柔軟に受け入れつつ、新たなリスクを想定する視点が必要だ。