世代つなぎ未来にすすむ/結成120年の節目祝う/大林組林友会 | 建設通信新聞Digital

12月5日 金曜日

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世代つなぎ未来にすすむ/結成120年の節目祝う/大林組林友会

山本会長
大林会長
佐藤社長
 世代をつなぎ、未来にすすむ--。大林組の協力会社で構成する大林組林友会連合会(山本正憲会長)は11月13日、大阪市のシティプラザ大阪で結成120年祝賀会を開いた=写真。全国各地区の林友会会長や大林組役員ら約200人が参加し、節目を祝った。
 山本会長は「幾多の困難を乗り越え、120年の節目を迎えることができた。これからもわれわれは互いに自己研さんに励み、切磋琢磨(せっさたくま)し、サステナブルなサプライチェーンの確立とプライドを持ったものづくり、そして指さし呼称で安全確認の三つを柱に活動に取り組む」とあいさつした。
 大林組を代表し、大林剛郎会長と佐藤俊美社長が祝辞を寄せた。
 大林会長は「節目を祝う会を発祥の地である大阪で開催できることをうれしく思う。林友会の長い歴史は、信頼と絆の証しでもある。支え合い、共に成長し、次の時代を築いていくことを期待している」と述べ、佐藤社長も「国内建設市場でリーディングカンパニーとしての地位を堅持し、成長していくためにもより深く、柔軟な連携体制を構築し、課題を乗り越えるパートナーとして成長を図っていこう」と呼び掛けた。
 また鳥井信吾大阪商工会議所会頭と、堀場厚京都商工会議所会頭からのお祝いのビデオメッセージも披露された。鏡開きが行われ、蓮輪賢治大林組副会長の発声で乾杯し、懇親会に移った。
 全国の林友会が制作したビデオレターによる「エール交換」があったほか、シンガー・ソングライターの白井貴子さんが「サプライズゲスト」として登場。大林組のコーポレートソング「風を起こす者」を熱唱した。
 最後は、林友会連合会の石沢正弘副会長のあいさつで会を締めくくった。
 大林組林友会は1906(明治39)年、当時の「専属下請名義人」の連絡・親睦機関として発足。後に各地区林友会が結成されるとともに、53年に全国組織である「大林組林友会連合会」が結成された。現在、大阪・東京をはじめ、全国11地区の林友会があり、会員企業数は1200社を超える。