山口県は、「建設DX推進計画(第参版)」を策定した。県のDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに推進するため、新規に六つの取り組みを追加しているほか、これまでの取り組みについても可能なものは深化・加速化を進めるなど、ロードマップの見直しを行っている。
DX推進計画は、産学官が共同してDXを推進し、担い手不足や激甚化・頻発化する自然災害、インフラ老朽化などの課題を解決するため、2023年度に第壱版、25年度に第弐版を策定し、取り組みを推進してきた。
第参版では、「スマート測量・用地境界確認」「GIS(地理情報システム)・道路維持管理業務」「スマート・下水道管路の点検」「GIS・道路区域」「3次元データ・道路台帳」「AI(人工知能)・Q&A」の六つの取り組みを新たに追加した。見直した取り組みでは、「オンライン・建築・住宅行政手続き」「オンライン・3次元データ・災害査定業務」「オンライン・道路・河川等手続き」「センシングデバイス・道路施設の点検」「GIS・災害情報の共有」「AI・山口きらら博記念公園」「オープンデータ・防災情報」「ノーコード・ローコードツール・事務処理」の8項目の深化、「モバイル・アプリ・インフラ点検」「データベース・技能者の適切な処遇」の2項目の加速化を図るとともに、「3次元データ・河川地形の変状監視」のさらなる検討を進める。
新規追加の取り組み内容は次のとおり。
〈建設産業の生産性向上〉
▽スマート測量・用地境界確認=用地測量での境界確認で、情報通信技術を活用したリモートや3次元モデルを活用する。
〈インフラメンテナンスの高度化・効率化〉
▽GIS・維持管理=GISを活用してデータを地図上で可視化し、各種情報をリアルタイムで更新。ローコード開発を活用し、データの収集・共有・分析▽スマート・下水道管路の点検=デジタル技術を活用し、点検時の安全性向上を図りながら老朽化した下水道管路の異常を早期に発見する。管路の施設情報と維持管理情報の一元化を推進し、管路メンテナンスの高度化・効率化を図る。
〈データ利活用環境の実現〉
▽GIS・道路区域=道路区域を地図上で可視化し、誰でもアクセス可能にする▽3次元データ・道路台帳=MMS(モービルマッピングシステム)などで取得した3次元点群データを自動処理することで道路施設の情報を取得し、最新の道路台帳を生成する機能を構築。
〈新たな魅力発信と人材育成〉
▽AI・Q&A=職員が業務に必要な内容について迅速に把握できるようAIを活用したQ&Aシステム導入。過去の質問と回答を蓄積することで職員間の知識格差の解消や技術力の底上げを目指す。
