大阪府吹田市は、北千里駅前第一種市街地再開発事業について、11月の都市計画決定を目指している。再開発ビル2棟を整備する計画だ。再開発ビル2棟のうち、A棟には商業や公益機能、B棟には住宅、商業機能を配置。高齢者施設、保育所などの建設も予定している。公共施設では、駅前交通広場、歩行者デッキ、横断歩道橋、区画道路などを整備する。建築物の総延べ床面積は11万3270㎡を見込む。都計決定後のスケジュールは準備組合で検討を進めている。
事業地は同市古江台4(千里北地区センターの一部)の面積約3.5ha。用途地域は商業地域。建ぺい率は80%。容積率は400%で、要件を満たす場合に加算する。
阪急千里線北千里駅の駅前エリアでは、千里ニュータウンの計画段階から青山台、藤白台、古江台の近隣3住区の住民の暮らしや地域活動を支える「生活コミュニティーの拠点」に位置付け、都市計画法に基づく「一団地の住宅施設」により、計画的に整備されてきた。
現在の千里北地区センターは、開設当時の役割以上に隣接し、住民の通勤・通学といった生活を支える交通結節点として機能しているが、開設から50年以上が経過して施設の老朽化や陳腐化、店舗の構成や種類、配置などが利用者のニーズと乖離(かいり)するなどの課題を抱えている。
市は課題を解消するため、2016年4月に北千里駅周辺活性化ビジョンを策定。17年11月には民間施行の市街地再開発を視野に入れる方向性を確認し、18年度から21年度に実現性の検討を進めた。
22年4月には地権者により北千里駅前市街地再開発準備組合が設立。同年度には「(仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業環境影響評価」の提案書を提出したが、意見交換会で意見が殺到し、アセスの手続きはいったん休止した。
23年4月から住民を対象にした意見交換会を複数回開催して理解を求め、25年2月に景観まちづくり審議会に事業概要を報告した。同年5月には施設規模を見直した計画により、環境影響評価提案書を再提出。9月には準備組合が「北千里駅前地区市街地再開発に係る商業基本計画作成業務」の委託先としてイオンリテール・阪急阪神不動産JVを選定している。











