三井倉庫HD、三井不と資本提携/ヘルスケア専用拠点を新設/関東P&Mセンターに新棟/関西は神戸で既に着手 | 建設通信新聞Digital

2月10日 火曜日

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三井倉庫HD、三井不と資本提携/ヘルスケア専用拠点を新設/関東P&Mセンターに新棟/関西は神戸で既に着手

 三井倉庫ホールディングス(HD)は、三井不動産を割当先とする第三者割当増資で約183億円を調達し、関東と関西の2地区でヘルスケア専用物流拠点を新設する。三井不が発行済み株式総数の約7%を引き受け、資本業務提携を結ぶ。割当の払い込みと資本業務提携の開始日は2月24日となる。
 増資による調達総額は187億4775万円で、発行諸費用を差し引いた調達額は183億6575万円となる。
 関東地区に整備するヘルスケア専門物流拠点は、既存の拠点である関東P&M(ファーマ・アンド・メディカル)センター(埼玉県加須市)に計画している新棟で、事業用地として新たな土地を取得済み。三井不動産が開発マネジメントを担う。整備は2031年4月末までを予定しており、総費用は150億0700万円を見込んでいる。このうち113億6600万円に増資で調達する資金を充てる。
 関西地区のヘルスケア専門物流拠点は、神戸市にある関西P&Mセンターがほぼ満床状態にあることから、既に同じエリア内で新棟の建設に着手した。28年1月の竣工を目指している。竣工後のファシリティーマネジメントや顧客要件に対応するためのバリューアップで、三井不動産の知見を活用する。整備に必要な資金は73億0900万円を見込み、70億円を増資資金で賄う。
 三井不動産との資本業務提携では、三井倉庫グループが所有する土地・建物での共同事業や三井倉庫グループが注力する新規事業・周辺事業領域での協業などの検討・実施のほか、三井倉庫グループが開発する予定の新規物件で、開発マネジメント業務を三井不動産が受託する。
 三井不動産グループは、これまでも三井倉庫グループの賃貸不動産などのアセットマネジメントやテナントリーシングを担っており、資本提携を通じて連携体制をさらに深め、三井倉庫グループの保有アセットの価値向上や立地に応じた再開発など共同事業を展開する考え。