中国地方整備局出雲河川事務所は、中国地方初の水力発電施設新設によるハイブリッドダムの取り組みとして公募型プロポーザルの手続きを進めてきた「尾原ダム水力発電施設設置・運営事業」の審査結果を発表した。選定委員会(委員長・矢島啓島根大学エスチュアリー研究センター長)で審査した結果、事業候補者には、島根県企業局を特定した。今後は、基本協定締結に向けた協議を進める。
事業内容は、発電事業者(事業候補者)がダムの放流水を活用した水力発電施設設置・運営に係る事業計画、資金計画、電気工作物などの設計施工、管理運営などを自らの責任で実施する。施設の運用開始は2031年4月を想定している。事業を終了する場合は、局との基本協定に基づき、施設を発電事業者の責任、費用負担で速やかに撤去することを基本とする。
事業箇所は1級河川斐伊川水系斐伊川河川区域内(島根県雲南市木次町平田地内)。尾原ダムの概要は、形式・重力式コンクリートダム、流域面積289km2、ダム高90m、洪水時最高水位・標高216.5m、平常時最高貯水位・同205m、洪水貯留準備水位・同195.5m、最低水位・同174m。
同事業は、既設ダムに発電設備を新設・増設し、水力発電を実施、水力エネルギーを有効活用した再生可能エネルギー活用によるカーボンニュートラルの推進と、ダム所在地の地域振興を図る。
