青森県は19日、2026年度予算案を発表した。一般会計は前年度比5.9%増の7514億円で、2年連続のプラスとなった。特別会計は2.8%減の2548億6054万円、企業会計は0.1%減の532億2500万円で、総額は3.3%増の1兆0594億8555万円となっている。普通建設事業費は2.0%増の1319億8872万円で、5年連続のプラスとなり、一般会計に占める割合は17.6%。災害復旧事業費は76.3%増の88億9031万円で、全体の1.2%となった。新規に民間活力を導入する野球場やスケート場などの複合施設・ボールパーク整備推進費3億4405万円のほか、青い森鉄道新駅設置可能性調査費1036万円、移築する県立郷土館の整備基本計画策定費5526万円などを盛り込んだ。
ボールパークは、BTO(建設・譲渡・運営)方式による事業者選定に向けたアドバイザリー費として27年度までに1億2925万円、解体工事費は27-28年度に3億4708万円を限度額とする債務負担行為をそれぞれ設定した。
青森市内の青森操車場跡地に設置予定の新駅は、市と連携して施設・建設費の概略、整備手法・スケジュールなどをまとめる。県立郷土館は、県の新たな博物館として、施設規模や配置などの要件を検討する。
庁舎関連は、本庁舎の津波浸水対策費に11億0600万円のほか、28年度までの継続費36億6043万円を設定し、電気棟建設と既存建屋の解体工事を発注する。県警本部は、弘前警察署庁舎の工事費14億2508万円と31年度までの継続費72億5034万円を設定した。本部庁舎の電源浸水対策費4594万円は、基本・実施設計費に充てる。
幹線道路網と半島部の強靱化関連は、国道改築補助費が28億5217万円、道路直轄事業負担金(改築分)10億7400万円、泊陸奥横浜停車場線整備費2億5840万円、今別蟹田線整備費5601万円などを計上した。
フュージョンエネルギー産業集積拠点の形成に向けた関連経費として1786万円を計上し、有識者会議体の設置や企業誘致活動などを展開する。原子力関連の県内企業受注拡大・参入促進経費973万円、エネルギー関連産業へのアプローチ活動費452万円、地域共生型エネルギー分野の人材育成関連費1143万円なども盛り込んだ。
データ連携基盤整備・活用推進費に7億9961万円を計上。道路除排雪情報一元化マップの作成や市町村データとの連携、GIS(地理情報システム)・除排雪システム共同利用の基盤設計・構築・運用に取り組む。県オフィス改革推進費3996万円では、DX(デジタルトランスフォーメーション)施策に適合した執務環境を整備する。
建設産業の振興策には、新規に建設DX導入促進費1142万円を計上、26年度からの3次元測量原則化を踏まえた県内建設コンサルタント企業のソフト購入補助、バックオフィスの周知・導入などを進める。除雪オペレーター育成支援費792万円や「Aomoriインフラアカデミー」推進費416万円なども計上した。
主な事業は次のとおり(単位100万円、新は新規事業)。
▽県立学校施設整備=11580▽八戸合同庁舎整備=5260▽旧ラ・プラス青い森利活用=2024▽第80回国民スポーツ大会開催=6172▽無人航空機整備(警察本部)=3(新)▽医療機関広域連携推進=60(新)▽青森M&A新時代推進=4(新)▽ねむのき会館改築=430。工事▽国際核融合拠点環境整備=100▽消防指令センター共同整備検討基礎資料作成業務=21(新)。
▽(仮称)むつオフサイトセンター整備=99▽弘南鉄道弘南線広域交通機能維持方策調査=12(新)▽青森空港長期構想策定=49(新)▽河川総合開発=1552。駒込ダム建設▽下北地域広域避難路確保対策=45。検討・調査▽積雪地域道路整備=2239▽積雪地域除排雪=7547。
▽河川等災害復旧=3257▽青森港油川地区ふ頭用地造成=1600▽津軽港ふ頭用地造成=800▽県汚水処理施設広域化・共同化検討支援=26▽新中央ふ頭開発分譲アドバイザリー=31(新)▽りんごイノベーション(仮称)施設整備=1749。工事。
