国土交通省は、建設業の担い手確保に向けて、高校生などの就業有望層、保護者や教員を対象に建設業で働く魅力を伝える実証事業を2026年度に展開する。体験プログラムや動画などのコンテンツの提供を通じ、建設業の仕事を訴求する方法を整理。実証で得た知見をガイドにまとめ、建設業団体や個社の採用活動に役立ててもらう。
建設業への入職を拡大するため、高校生などの就業有望層、小中学生の保護者、高校の指導教員それぞれを対象に、入職の障壁となるネガティブなイメージの払拭や仕事の魅力を伝えるための事業に乗り出す。
高校生や求職社会人、退職自衛官といった就業有望層に対しては、建設関係訓練校と連携して建設業の仕事を体験できる短期から中期のプログラムを提供し、効果的な実施方法や必要な費用などを検証する。
小中学生とその保護者に向けては、建設業の仕事のイメージや災害対応など社会貢献度の高さを伝えるPRコンテンツを制作・発信する。建設現場で働く技能者に焦点を当てた動画などを想定し、対象者への訴求効果を分析するとともに、国や自治体、建設業団体が同様の取り組みを実施するための知見をまとめる。
高校の指導教員が建設業に抱くイメージを改善するための調査・分析も実施。建設業の処遇改善などの取り組みを伝え、進路指導の際に活用できる資料を作成する。
それぞれの取り組みで得られた知見をガイドに整理し、建設業団体や個社に提供することで、採用活動の参考にしてもらう。ガイドには学校への出前講座やインターン受け入れが可能な企業のリスト、教育委員会との連携方法、業界内外の好事例なども盛り込む。
実証の関連事業の企画競争を18日付で公示している。
