東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合が、東京都中央区で進めていた「TOFROM YAESU TOWER(トフロム・ヤエス・タワー)」が竣工した。参加組合員として東京建物が参画し、基本設計は日本設計、実施設計は大林組、施工は大林組・大成建設JVが担当した。
規模は、S・RC・SRC・CFT造地下4階地上51階建て延べ22万5000平方メートル。建設地は八重洲1ー6ー1。
八重洲地下街を経由して東京駅に直結する複合ビルとなる。3月20日には、都市再生機構が整備し、京王電鉄バスが運営するバスターミナル東京八重洲が第2期エリア(地下A)に開業する。東京駅前初となる約800席の段床型劇場・カンファレンス施設も設け、今春中に開業する。6月30日には、日本医科大学が高度医療施設「日本医科大学八重洲検診ステーション」を開設する。商業区画は、今秋に第一期オープンする予定だ。
災害時には、約1800人が一時滞在できる約3000平方メートルの帰宅困難者受け入れスペースを確保した。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)ReadyやCASBEE(建築環境総合性能評価システム)のSランクなど各種環境認証を取得した。中圧ガスによる大型コジェネレーションシステムで発電し、発電時の排熱を有効活用する。エネルギープラントも導入し、既存の地域冷暖房施設と導管で接続して熱を融通する。
この再開発事業は、2000年の「東京駅前地区再生推進懇談会」設立以降、25年超の年月をかけて、250人の権利者や地域関係者とともに計画を進めてきた。名称の「TOFROM」は、英語の「TO」と「FROM」を組み合わせた造語で、日本中、世界中のヒト・モノ・コトが集まってつながり、多様な価値が生み出され、発信されていく場所になってほしいという思いを込めた。

