奈良県は、老朽化が進む県立美術館の再整備を計画している。4月にも基本計画策定に向けた公募型プロポーザルを公告する予定で、2026年度予算案に委託費として4694万6000円を計上している。現在は丹青研究所(東京都港区)に委託して基本構想の策定を進めており、近く公表する見込みだ。整備スケジュールや手法については、基本計画以降に検討を進める予定で、現時点では未定としている。
県によると、再整備手法は、現地建て替え、または奈良公園にある「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」への機能移転の2案を検討している。いずれの場合も事業期間は10年程度を見込んでいる。現地建て替えの場合は、現状よりも施設規模を縮小することを想定している。
機能移転の場合は、大規模改修を想定している。春日野町にある同フォーラムは1987年に竣工。規模はSRC造地下1階地上2階建て延べ9000㎡で、能楽ホールなどを備える。
同美術館は、1973年3月に開館した。規模は、SRC造地下1階地上2階建て延べ約5400㎡。再整備を巡っては、当初は隣接する文化会館との一体整備を予定していたが、埋蔵文化財の発掘調査に時間を要することから整備計画を見直していた。
所在地は奈良市登大路10。
