清水建設は13日、農林水産省と建築物木材利用促進協定を結んだ。協定を契機に、同社がさまざまな用途で取り組んでいる木質建築の効果や利点を広く社会に発信し、日本の建築やまちづくりに多くの木材が活用される環境を構築する。
同日に東京・霞が関の農水省で開いた締結式には山下雄平副大臣と新村達也社長らが出席した。新村社長は「協定締結を新たな出発点とし、森林循環に貢献する木質建築の推進を建設事業の重要な使命と位置付ける。農水省や林業関係者、地域住民との連携を深め、都市と森林が調和する豊かな未来の実現に向けて全社の総力を結集して取り組んでいく」と決意を述べた。
同社は協定に基づき、中高層建築の木質化を加速していく方針だ。自社で取り組む木材と他素材のハイブリッド木質構法「シミズハイウッド」は、内装木材や木材を活用した鉄骨の被覆などについて研究を進める。持続可能な循環型の木材利用の一端を担うため、植林、育林、下草刈りなどの「シミズめぐりの森」プロジェクトにも力を入れる。
同省は技術的な助言や活用可能な補助事業の情報提供、協定に基づく取り組みを発信する。
協定の対象区域は全国で、有効期間は2031年1月31日まで。

