鹿島は、「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」で、大阪・関西万博の大屋根リング木材を再利用する木造タワー「KAJIMA TREE」を整備する。日本の伝統建築の美しさと同社が長年培ってきた先端技術を融合させることで、資源を生かした未来の都市づくりに向けた新たな風景を提案する。
KAJIMA TREEには、木造制震技術を採用する。日本の伝統建築に着想を得た技術で、複数の木材を鋼製のダンパを使って組み合わせ、風や地震に対してしなやかにエネルギーを吸収する仕組み。この制震システムは、2種類のダンパによって構成され、一つは柱と柱の間に設置されるダンパ(柱間制震ダンパ)で、もう一つは建物の四隅にある柱の集合体(コア)間を連結する梁に設置されるダンパ(境界梁制震ダンパ)となっている。
これらのダンパは連携して風や地震のエネルギーを吸収する。一つひとつの木部材が一体となって大きな外力に抵抗できる特性を持ち、「組木制震システム」と名付けている。

