
三重県は21日、鳥羽市河内町で建設を進めている鳥羽河内(とばこうち)ダムの定礎式を開いた。会場の同市立加茂中学校体育館に地元関係国会議員、県議会議員、市議会議員、行政関係者、地元自治会、施工関係者ら約100人が出席し、工事の節目を祝った。施工は前田建設工業・水谷建設・磯部建設工業JVが担当している。
主催者を代表して、一見勝之知事が「このダムは県内初の流水式ダムとなる。完成までまだ時間がかかるが、皆さんの力を借りて安全に工事を進める。ダムが完成し、地域住民の命を守り続けてくれることを心から祈念する」とあいさつした。
続いて、来賓の鈴木英敬衆院議員、中川康洋衆院議員、山本佐知子参院議員、見坂茂範参院議員、森本輝中部地方整備局長、小竹篤鳥羽市長、服部富男三重県議会議長がそれぞれ祝辞を披露。長井貴裕三重県志摩建設事務所長が工事概要・経過を報告した。
定礎の儀では、会場で鎮定(ちんてい)の儀、斎鏝(いみごて)の儀、斎槌(いみつち)の儀を行った後、中島秀樹鳥羽河内ダム作業所長(前田建設工業)の指示で、現地に礎石を埋納する模様を会場に中継した。その後、関係者でくす玉を開披し、万歳三唱した。
施工者を代表し、前田操治前田建設工業社長は「流域治水の重要性と地域からの期待を改めて感じている。まだ工事は道半ば。引き続きJV各社や協力会社と連携し、工期内に品質の良いダムを無事故・無災害で引き渡すことを誓う」と謝辞を述べた。
同ダムは、洪水調節を目的に二級河川加茂川水系の鳥羽河内川に建設する重力式コンクリートダム(流水型ダム)。堤高39メートル、堤頂長176・5メートル、総貯水容量約296万立方メートル。2028年度の完成を目指している。

