日本放送協会(NHK)は、公募型プロポーザルで選定手続きを進めていた放送センター建替第II期棟の基本設計者として、日本設計・NTTファシリティーズJVを契約候補者に特定した。技術審査委員会の深尾精一委員長(首都大学東京名誉教授)は「第1位の評価となった提案については、第II期棟・アトリウムと広場の一体感や、新たな視点でのNHKの顔やブランドイメージを感じさせるデザインなどの提案があり、非常に高く評価している」とコメントした。
次点者は山下設計・ARUPJV。久米設計・三菱地所設計JVも技術提案書を提出した。深尾委員長のほか、田辺新一早大教授を委員長代理とする技術審査委員会で審査して特定した。
基本設計の業務内容は、新築工事、解体工事、事前工事の基本設計業務で、別途、発注者支援業務の一部を基本設計業務受託者に委託する予定。
第II期棟は、地下1階地上18階建て延べ13万㎡の規模となる。建設地は東京都渋谷区神南2-2-1。概算建設費は1100億円(建設費、設計・監理費、電源等設備費を含む)。2027年度半ばまでに基本設計完了後、28年度末まで実施設計・施工者の募集要項作成と業者選定を進め、29年度から実施設計に着手、30年度から既存建物(東館)の解体、34年度に本体着工する。37年度の竣工を目指す。
放送センターの建て替え事業は、施設全体の設計とI期の施工を竹中工務店・久米設計JVが担当し、24年にI期が竣工した。その後、建設コストの上昇を受け、25年4月に基本計画を改定してII期の施設規模を縮小。25年10月にII期基本設計者選定のプロポーザルを公告していた。
