広島県呉市は、「音戸の瀬戸公園リニューアル(再整備)」の整備計画を策定した。公園全体を、「はじまりとつながり」「ふれあいと文化」「やすらぎと感動体験」の三つのエリアにゾーニングし、イベント広場や次世代モビリティーポート、宿泊・飲食施設などの導入機能を官民連携で整備する。2027年度からの整備着手を予定している。
音戸の瀬戸公園は、市内の警固屋地区にあり、1962年に開設された。約18.7haの広大な敷地を持ち、瀬戸内海の島々を眺望できるロケーションに恵まれるなど、貴重な地域資源となっている。21年度末に園内全ての便益施設が閉店し、来園者の休息の場がない状況となっており、公園のポテンシャルを生かした民間による便益施設の設置と併せた公園の再整備を官民連携により実施する。
これまで、民間事業者による公園内への便益施設の設置やにぎわいづくりに向けた提案を募る公募型プロポーザルで、地域創生ソリューションを代表とするCCKグループを特定。同グループは、民間事業者による宿泊施設・飲食施設の整備と市による公園全体の再整備を一体的に進める提案を行った。昨年4月には市と同グループによる基本協定が締結された。
整備計画では、「自然の中でくつろぎ、つながり、にぎわいあふれる公園」をコンセプトとし、▽眺望や自然の魅力を生かした感動とくつろぎ空間の創出▽多様な世代がつながり(交流)、にぎわいが生まれる空間の創出▽安全で安心して利用できる公園環境の整備と園内の利便性向上--の三つを方針に再整備する。
導入機能は、はじまりとつながりゾーンに来園者駐車場、次世代モビリティーポート、コミュニティースペース、こどもの遊び場など、ふれあいと文化ゾーンにイベント広場、芝生広場、展望広場など、やすらぎと感動体験ゾーンに宿泊施設・飲食施設、張り出し展望デッキ、空中の散歩道(空中回廊)、散策路、ドッグランなど。26年度は実施設計に着手し、29年度の供用開始を目指して公園整備を順次進める。
