沖縄県宮古島市は、「市民プール構想」について、着工から60年間のライフサイクルコストが約280億円とする試算結果をまとめた。内訳は、建設費が55億円、将来的な大規模改修・更新費が123億円となっている。今後は、市内に点在する学校プールの在り方を含め、実現可能性に関する検討を深める。
これまで市は、市民プールを新設する場合、各学校が所有する既存のプール施設を廃止して集約化する方針を示していた。しかし、新たな大型施設の整備は、将来的な維持管理費などを増大させ、市の財政に大きな影響を与えることが懸念される。
こうした多額の施設整備費や将来的な維持管理コストに加え、民間のプール施設が再稼働に向けた動きを見せている状況も踏まえ、2025年度から26年度にかけて策定する「次期宮古島市総合計画」で議論する。市民ニーズをしっかりと把握した上で、向こう10年間の施設の在り方を見据え、整備の必要性を慎重に判断する。
