国交省所管のインフラ分野にAIを実装する取り組みの一環となる。受発注者で合意した事項にAIを活用し、双方の業務効率化を見込む。生成AIが業務の一部を代替することで、受注者にはより創造的な検討に注力してもらう。
建設コンサルタント業務等の特記仕様書にAIを積極的に活用する方針を記載する。AIを活用する目的や用途、利用範囲は受発注者の協議で決める。
受注者は業務計画書を作成する際、AIの利用目的や利用するサービス名、利用範囲を記載する「生成AI活用計画書」をまとめ、調査職員に提出する。受発注者間での事前の取り決めに沿って業務で活用してもらう。
AIを利用した成果物が第三者の権利を侵害していないかにも留意する。受注者にはAIを利用して出力した箇所に可能な範囲で注釈を記載してもらい、該当の部分がすぐに判別できるようにする。
成果物はAIが学習しやすいように配慮した様式でまとめてもらう。箇条書きのようにテキストを構造的に記載する「マークダウン形式」などで整理することを想定する。AIを活用しやすい様式で納品することにより、完了検査時の履行確認を効率化する。将来的には成果品を国土交通データプラットフォームで公開することも視野に入れる。
国交省が26年度上半期にまとめるインフラ分野へのAI実装方針では、AIを「人の判断と行動を支える基盤」と位置付け、受発注者間のAI利活用を進める考えが示されている。まずは直轄業務でAIを活用できる体制を整備していく。
