「現場DX EXPO」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で10日まで開かれた。出展した各社は建設現場の省力化・省人化や体調管理システムなど最新サービスをアピールした。
建設作業現場での資材搬送にも使用できるロボットを披露したのはソミックトランスフォーメーション(静岡県浜松市、石川彰吾・大倉正幸両代表取締役)だ。5㎝以下の段差や4度までの傾斜を乗り越えられるため、デコボコした路面も走ることができる。追従機能を備え、100㎏までの運搬を任せられるので作業者の負担軽減や安全確保につながりそうだ。SUPPOTBizDev室の新村康二室長は「建設現場は人手不足が深刻だが、重量物を運べるこのロボットは省力化、省人化の強い味方になる」と胸を張った。
6月に販売予定という重機教育シミュレーターを一足先に発表したのはWIZAPPLLY(大阪市、西岡右平代表取締役CEO)だ。ゲームセンターにあるような専用椅子に座ると、まるで実際の現場で建設重機を運転しているように学ぶことができる。対話型AI(人工知能)がマンツーマンで研修をしてくれるので指導者の負担軽減につながる。同社の亀卦川大河氏は「まずは日系大手メーカーなどのショベルカーに対応したソフトを投入し、今後は別の建設重機にも対応させていく。サブスクリプションで提供するため、価格面でも手が出しやすい」と紹介した。
夏に向けて心配になるのが熱中症。時計タイプのウエアブル端末は多いが、他との違いをアピールするのがtechno craft(新潟市、栂坂昌業代表取締役)だ。同じ作業をするグループ間で、体調情報を共有できる。同製品の販売、レンタルをする西尾レントオールの田頭奈緒子関東CSA課課長は「熱中症の可能性が高まった作業者に、仲間が声を掛けられるため、体調不良の未然防止につながる」と話した。
