三重県四日市市は、「知と交流の拠点施設整備基本設計業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、石本建築事務所を最優秀者に特定した。4者が参加し、次点者は日建設計だった。2億2760万4300円(税込み)を上限に、5月中旬に契約する予定だ。
審査講評によると、周辺市街地との関係性や将来のまちづくりの展開を見据えた提案が評価された。
提案では、開放的な大空間を確保しつつ、ゾーニングが明確であり利用者動線に配慮した構成とした。機能や品質を落とさずにコストを下げる案を複数準備し、計画段階からコストコントロールを意識する姿勢を示した。
滞在型図書館を核とした複合施設の基本設計を委託する。規模は7階建て、延べ床面積は約1万1150-1万3150㎡を想定している。併設駐車場の収容台数は200台程度とし、延べ床面積は約6000㎡が必要としている。履行期間は2027年3月25日まで。事業対象地は、市役所北側民有地(諏訪町8-23)の敷地約3700㎡。
図書館機能のほか、ワークショップスペースなどの多世代交流機能、情報発信・コミュニケーション機能、幅広い市民が気軽に立ち寄れる憩いの空間などを備える。
機能ごとの必要な面積は、図書館が6500-6800㎡、多世代交流が2500-3300㎡、情報発信・コミュニケーションが150-200㎡、憩いの空間などが300-400㎡とした。
多世代交流機能では、延べ床面積900㎡のホールを設置する。収容人数は200人程度を見込む。用途は音楽コンサートとする。
拠点本体と駐車場の整備費は120億-150億円を見込む。実施設計・施工一括のDB方式を採用する方針だが、26年度に委託する予定の発注支援業務で得られる関係者などの意見を踏まえた上で最終判断する。27年度に実施設計、28年度に本体工事に着手する。29年度の供用を目指す。
