岩手県八幡平市は、西根・松尾地区統合中学校の新設に向けて6月にも基本計画を委託する方針だ。建設候補地を現西根中学校に決定したことを受け、発注方法の検討に着手した。別途、今夏に測量・地質調査を委託する。いずれも履行期限は2026年度末を見込む。27年度早期に造成設計を発注した後、5月にも建築設計者をプロポーザルで選ぶ予定だ。28年度末までに実施設計をまとめ、29年度に造成と建築工事に着手する31年度の開校を目指している。
西根と西根第一、松尾の3中学校の老朽化や生徒数の減少を踏まえ、統合新設により安全で快適な学習環境を整えるとともに、ICT教育やバリアフリー化などの課題に適応した教育環境を確保する。
建設候補地は▽市民センター西側▽総合運動公園付近▽現西根中学校▽現松尾中学校--の4カ所を総合評価して絞り込んだ。
大更24-25にある西根中学校は、敷地面積が約5haで最も広く、土地取得の必要がないため、整備期間を短縮できるほか、日照を確保しやすい南東向きのL字型に校舎を配置できる。また、上下水道インフラ整備が不要で、地区内の生徒数が多く、近接する市交流複合施設との相乗効果なども見込めるとした。
西根中敷地に整備した場合の規模は、校舎と小体育館合わせた総延べ約8000㎡を想定している。概算事業費は53億5100万円(税込み、以下同)と試算。内訳は測量・地質調査が1100万円、造成設計は3600万円、建築設計は3億9900万円、造成工事は4億7900万円、建築工事は37億3500万円など。
適地選定は国際航業が担当した。既存施設の耐力度調査は久慈設計に委託している。
