
大阪市は、夢洲第2期区域の開発の具体化に向け、6月下旬から7月上旬にかけて事業者募集を始める。2段階審査方式の公募型プロポーザルを採用する。順調に進めば、2027年2月には事業者を決めたい考えだ。
1次審査では「夢洲第2期区域マスタープラン」を求め、その優秀提案に選ばれた民間事業者にはインセンティブ(優遇措置)を与える。以前のプランで、優秀提案に選ばれた大林組と関電不動産開発の2社は今後、合流して提案内容を共同で検討したい考えだ。2次審査は売却区域の価格競争となる。
対象地域は、大阪ヘルスケアパビリオン跡地活用ゾーンと記念公園ゾーンを除く42ヘクタール。「夢洲第2期区域マスタープランVer・3・0案」によると、地域内は▽ゲートウェイゾーン▽グローバルエンターテインメント・レクリエーションゾーン▽IR(統合型リゾート)連携ゾーン――の3区画で構成している。
大阪・関西万博会場内に設けた「静けさの森」の樹木を生かした緑地と、2期区域内をつなぐペデストリアンデッキの整備を求める。2期区域の南側にある3期区域40ヘクタール、夢洲西側のグリーンテラスゾーンの一部15ヘクタールを含めた一体開発も提案可能とする。
建設地は此花区夢洲中1―20。用途地域は商業地域。建ぺい率は80%、容積率は400%。土地は売却する。鉄道基盤施設部分のみ貸し付ける。
現在マスタープランのパブリックコメントを実施しており、6月中旬に策定する。事業者を選んだ後、地盤調査などに着手する。地盤調査に1年半、基本設計に1年、コスト算定に半年の期間を設け、31年2月末に土地売買契約を結ぶ。
マスタープラン案によると、ゲートウェイゾーンには、にぎわい機能や交流機能、ナイトアクティビティー、大阪ヘルスケアパビリオン跡地活用ゾーン、記念公園ゾーンと連携した最先端技術とイノベーションを体験できる機能のほか、広場を設ける。グローバルエンターテイメント・レクリエーションゾーンは、さらにスーパーアンカーゾーンと交流ゾーンに分ける。
スーパーアンカーゾーンではエンターテインメントやレクリエーション機能、家族を対象としたアクティビティーなど、交流ゾーンではゲートウェイゾーンとスーパーアンカーゾーンをつなぐハブ拠点、展示・交流機能とレクリエーション機能を整備する。IR連携ゾーンは、第1期のIR区域、記念公園ゾーンと連携する機能を設置する。
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