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鹿島が新システム開発/遠隔爆薬装てん治具ジャンボに後付け設置、台車不要

掲載日 | 2026/06/18 3面

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遠隔爆薬装てん法の概要

 鹿島は、山岳トンネル自動化施工システム「●(Aの4乗)CSEL for Tunnel(クワッドアクセル・フォー・トンネル)」のうち、装薬作業の安全性を大幅に高める遠隔爆薬装てん法を開発した。安全が確保された場所から親ダイ・増ダイの遠隔装てんを安全かつ確実に実施でき、作業時間の短縮やコスト削減を可能にする。
 同システムでは、山岳トンネル工事の掘削作業を六つの施工ステップに分け、重機による自動化と一元管理を目指している。ステップの一つ、装薬は、危険な切り羽付近の長時間作業が現在も多くの現場で必要であるため、新たな装てん法を開発した。
 具体的には、ドリルジャンボでの穿孔完了後、装てんパイプ、装てんホース、親ダイ装てん治具から成る一式をジャンボに後付け設置する。その後、有線雷管の親ダイを装てん治具にセットしてエア圧送し、続けて増ダイとなる粉体爆薬をエア圧送して遠隔装てんが完了する。
 この仕組みにより、装てん者が切り羽天端から45度のライン外の安全が確保された位置で装薬を実施できる。簡単な装てん治具一式と汎用的な粉体爆薬、装てん機を利用するため現場導入コストを抑えることができる点が特長だ。
 さらに親ダイ・増ダイ1孔当たりの装薬時間は1分程度で、従来と同等の作業時間で実施できる。ジャンボに後付けで設置するため、専用装てん台車は不要となり、重機の入れ替え時間も省略され作業時間の短縮につながる。
 遠隔爆薬装てん法を、同社が施工する国土交通省中部地方整備局国道41号門原1号トンネル工事(岐阜県下呂市)に適用し、安全性の高さや、装薬に必要な時間が従来作業と同等であることなどを確認した。今後、新たな装てん法を多くのトンネル現場へ積極的に展開していく。

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